本シンポジウムは,学会等の枠組みを離れ,超音波関連分野の基礎から応用に携わる研究者が一堂に会し,発表と討論を通じて互いの成果を共有し,学術の進展に寄与することを目的として1980年12月に組織されました。以来,この基本理念を堅持しながらシンポジウムは毎年開催され,今年は第33回目を迎えることになりました。また,シンポジウムで得られた多くの学術的成果は,論文として応用物理学会英文誌JJAPの特集号に収録され,世界的にも高い評価を受けています。また,この学術交流の場を,国内外を問わず,より多くの研究者・技術者に提供するために,論文集の英文化、英語口頭セッションの設置、ポスターセッションの英語発表化を進めてまいりました。その結果、震災の影響が懸念された昨年におきましても、海外からの発表が8%あり、国際化が少しずつ進んでおります。本年度のUSE2012は,千葉大学けやき会館において,2012年11月13日(火)〜15日(木)に開催いたします。多くの皆様のご参加をお待ちいたします。
第33回超音波シンポジウム運営委員長 斎藤繁実